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浦野栄一 ふるさとの笑顔

浦野栄一 ふるさとの笑顔

伊那谷出身の切り絵作家 浦野栄一の公式ホームページです。子どもと自然をキーワードに、切り絵教室、展覧会、オリジナル制作などを行っています。

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投稿日: 2024年5月3日2024年5月20日

桜

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 伊那谷の桜の季節、地元の人たちに愛され守られている桜が各地にあります。

エドヒガンザクラ

……南箕輪村 北殿……

 樹齢二百八十年を超える南箕輪村北殿のエドヒガンザクラは、旧伊那街道沿いに位置しかつての旅人たちにも親しまれ、現在も訪れる人々にその美しさを惜しみなく分け与えています。

 この桜の幹の太さは七メートル近く、高さは十七メートルほどにも及び、圧巻のたたずまいです。根元には六基の庚申塔が並んでおり、その中でも1740年(元文五年)に建立された塔は、この桜が植樹された時期とされています。地域の人々は代々この桜の木を大切に守り育ててきました。開花すると桜に夜間点灯が行われ、幽玄な夜桜の景色を楽しむことができる特別な時期となります。

 この桜のすぐ南側には南箕輪小学校が、少し上ったところには南箕輪中学校があります。

「わー、花びらが舞ってくるよ」

「桜の花びらキャッチできるかな」

下校時の小学生たちが、風で舞い上がる花びらに夢中になっている声が聞こえてきました。

 昔は「桜」を「櫻」と書き、「木」と「嬰」から成り立っていました。「嬰」は「みどりご」と読んで若葉のように生命力に溢れた小さな子どもをさす意味もあったそうです。その「嬰」の横に寄り添う「木」は、この北殿のエドヒガンザクラが小中学校の子ども達の成長の様子を長い間温かいまなざしで見守ってきている存在と重なります。

地域の宝であり時を超えて多くの人々の心に深く刻まれたこの桜は、これからも変わらぬ美しさで訪れる人々を迎え続けることでしょう。

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投稿者:

浦野 栄一

長野県伊那市出身。小学校教員として教壇に立ち、その後教育委員会にて主幹指導主事・生涯学習課長、伊那小学校・辰野西小学校などで教頭・校長を勤め、2018年に教員生活の定年を迎える。 教員として務めるかたわら40年間切り絵作家としても活動してきている。 2000年より新聞(長野日報)に掲載中の切り絵エッセー『季節の小景』は500回を超えた。教科書等の表紙や挿絵、本の出版、生徒や市民向けのグッズ配布、美術館・病院での個展、取材・講演など多数。 浦野 栄一 の投稿をすべて表示

カテゴリー 新聞掲載, 伊那市, 作品制作

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