「年に1度先祖が帰ってくる」お盆では、迎え火や送り火を焚いて故人や先祖をお迎えしたり送り出したりします。上伊那ではそれを「まんど」と呼んでいます。南箕輪村田畑地区では8月13日と16日に「振り万灯(ふりまんど)」が行われます。これは、村の子どもたちが行列になって、先端に火を付けたわらの束を、大きく振り回しながら坂道を下る伝統行事です。13日に行う振り万灯を「迎え万灯」16日のものを「送り万灯」と呼びます。
闇夜の中で勢いよく振り回されたわら束が、鮮やかなオレンジ色の輪を描いていく様子は幻想的で迫力満点です。





