
先日、北福地公民館で全3回の切り絵講座を開催しました。土曜日の午前中、公民館には地域の皆さんが集まり、和気あいあいとした雰囲気で講座がスタート。見慣れた顔ぶれの中、運営委員の皆さんも協力してくださり、準備から片付けまで笑顔が絶えませんでした。
1回目は切り絵の基本を学び、2回目は夏の風物詩である風鈴の短冊、そして最終回は豆色紙と、回を重ねるごとに少しずつ難易度を上げました。
講座が始まると、皆さん真剣な表情で黙々と作業に没頭。時折、扇風機の回る音だけが響く静かな時間が流れます。そんな集中した時間の後、顔を上げ、お互いの作品を見せ合いながら「すごいね!」「きれいにできたね」と会話の声が上がると、会場は一気に笑顔に包まれます。
完成した作品を手に、「家に帰ったら額に入れるの」「玄関に飾るんだ」と嬉しそうに話してくれる皆さんの姿を見て、私もうれしくなりました。3回という短い期間でしたが、皆さんの熱心な取り組みと、作品を大切に持ち帰る姿は、私にとって大きな喜びでした。
「先生、来年もまたぜひ!」と声をかけていただき、地域とのつながりを感じる、温かく実りある講座となりました。