![](https://eiichiurano.com/wp-content/uploads/2024/04/24-04-07-07-14-58-468_deco1.jpg?w=768)
「日本一のほたるの里」として知られる長野県の辰野町。6月上旬から中旬にかけて、町の中心部で「信州辰野ほたる祭り」が開催され、約10万人が訪れます。祭りの主要な観賞スポットは「松尾峡」と呼ばれる場所で、ここには「辰野ほたる童謡公園」があり、ゲンジボタルが生息する水路が整備されています。夏の夜には1万匹以上の蛍が乱舞し、幻想的な光景が楽しめます。
私は、辰野西小学校の校長として勤務していた経験もあり、昨年のほたる祭りのポスターの原画を制作しました。そのポスターが大変好評だったとのことで、今年もポスターの依頼がありました。2月末が完成期限だったので、蛍の時期とは異なる冬場に何度も現地を訪れ取材を行いました。いつ行っても軽トラが止まっていて、環境保全に励まれている様子に心打たれました。ポスターを制作するにあたって大切にしたことは、蛍の乱舞する灯りが印象深くなるようにすること、ほたるの里「松尾峡」の様子がうかがえること、鑑賞している様々な人の喜びが伝わること等です。
このポスターが、辰野町のほたる祭りをさらに多くの人々に知ってもらい、訪れるきっかけとなればと願っています。
![](https://eiichiurano.com/wp-content/uploads/2024/04/img_53781.jpg?w=728)