
4月に、中川村の坂戸橋を囲んで咲く桜の切り絵が、長野日報に掲載されました。それを見た地元の方から、こんなお話がありました。「坂戸橋が国の重要文化財に指定されたので、村でその記念切手を作ることになりました。そこで、記念切手にこの絵を使いたいのですが」
地域の皆さんの役に立つことであればと喜んで了解しました。先日切手ができたと、記念切手のシートを送ってくださいました。
天竜川にかかる坂戸橋は今から八十年も前にできた、当時は東洋一といわれた橋です。その頃の中川村は天竜川をはさんで二分されており、両側に分かれた地区の人々にとっては、川の東と西を結ぶ念願の橋だったそうです。完成を祝って橋の入口に植えられた桜が現在も美しく咲き誇っています。ここは今でも現役の交通の要所で、村の皆さんが大切に守っている橋でもあります。

