「できたら息子が鉄道が好きなのでそんな鉄道の切り絵を作っていただけますか」という依頼がありました。男の子に聞くと「あずさ(JR)が好き、あずさと富士山の入った絵がいいなあ」ということでした。自分の好きな風景を写真とは違って切り絵で表現するのもいいのではと思いました。
![IMG_5467[1]](https://eiichiurano.com/wp-content/uploads/2018/10/img_54671.jpg?w=266&h=178)
そこであずさと富士山が見えるところってあるのだろうかと調べてみると、山梨県北杜市小淵沢町の「三峰の丘」というところが富士山とJR中央本線を一緒に撮影できるポイントだとありました。実際に訪ねてイメージを持ってみたいなあと思っていたところ、先日時間ができて行くことができました。日本三大巨峰(富士山、北岳、奥穂高岳)が一望できることから名付けられた丘は、周りに田畑が広がって見晴らしのいいところでした。また、眼前にはJR中央本線が通っていてその向こうにはお目当ての富士山を眺められます。
写真にも撮りたいと思いカメラや三脚を持っていきましたが、鉄道の写真など一度も撮ったたことがないのでシャッタースピードは 1/800以上、ドライブモードにして、ピントは「置きピン」というやり方で等とネットやカメラのマニュアルで調べながら準備しました。お目当て
のあずさが通るのは上り下りでこの時間帯だと2本、何とか準備ができて電車が通るのが待ち遠しくなってきました。
少し遠くから踏切の音がして、電車の近づく気配が迫ってきました。「来た来た」慌ててシャッターを押し続けました。とても専門の人にはかないませんが、何とか写真が撮れガッツポーズをしてしまいました。電車の写真を撮っている鉄道大好きの人の気持ちが少しわかった気がしました。
絵にある大好きな電車を眺めながら元気が出るとしたら素敵なことだと思い、このイメージを膨らませて何とか作品を作ってみようと思っているところです。![IMG_5377[1]](https://eiichiurano.com/wp-content/uploads/2018/10/img_53771.jpg?w=1088)