「一回目の講座に申し込んだら、もう一杯と言われて今日のに申し込んだんだよ」「浦野さんの切り絵は新聞で見ていていいなあと思っていたら、この講座があるとわかって喜んできた」「おれにもできるかやあ」「楽しみで楽しみできました」講座が始まる前に受講者が話をしています。伊那公民館で「初めての切り絵講座」がありました。今年は1回完結の単発講座を3回やろうということでその2回目です。公民館長さんからは「つい最近も、講座の問い合わせがあって人気の講座なんだよ」とも話してくださいました。
大変にありがたいことと思いながら、この台風が近づいている中でも楽しみに来てくれている皆さんの期待にこたえなければとこちらのハードルも高くなります。
つかみにとばかりに金足農業のなぞかけを熱を込めて「金足農業が甲子園で勝った時」とかけて、「テレビショッピングの商品説明」と説く。その心は「効果(校歌)を高らかに歌います」とやりましたが、どうも滑り気味。気を取り直して「一人一つは作品を仕上げてもらう」「楽しい雰囲気で取り組んでもらう」ことを気にかけながら進めました。
皆さん真剣に無言で取り組んでくれて、どの人も2つ以上は作品を作り上げることができました。出来上がった作品を持って「この歳になって、こんなに心を動かされることはないよなあ。ねえ」と話してくださった時はこちらもうれしくなりました。
切り絵で自分の作品を作ることには大人の人たちも夢中にさせるものがあるようです。