田植え1 「あめんぼだ」 「ゲンゴロウだよ」 「カエルだ」 「こっちにも」 土を耕して、水を入れた田んぼに田植えに来ました。その田んぼの中にいろいろな生き物がたくさんいて、しばしジーっと見つめている子ども達です。中でもカエルはいっぱいいて、子ども達が近くにいる昼間なのに鳴いているカエルもいます。 「先生、このたくさんのカエル達は どこからやってきたのかなあ」 「近くの林とか土手で冬をこして、田んぼに水が入ると卵を産むチャンスだから、やってくるんだよ」 「へえ」 「鳴いているのは、雄で雌を呼んでいるんだってよ。『おーい彼女、ちょっと僕のところに来ないかい』ってなかんじかな」 「えっ、そうなんだ」 「雌は『わっ、いい男』って気に入った雄がいると卵を産むんだよ」 「ふーん、それでゲロゲロって鳴いてるのか」 そんな話を聞いたせいかカエルの鳴き声をまねして 「ゲロゲロ、ゲロゲロ」 と言いながら、田植えが始まりました。 「あっ、○○ちゃんの足下にカエル。きっと『いい男』って飛んできたんじゃない」 続きを読む: IMG_6604