交通安全教室 「トラックが来たよ。気をつけて」 「右見て左見て、もう一回右を見るんだよ」 「信号が青でも、曲がってくる車に気をつけて」 実際に外に出ての歩行練習です。交差点に立って次々にやってくる子どもたちが気になって、一人ずつに声をかけます。 『あれ?』 まだ、全員は通過してないと思うのですか、子どもたちの姿が見えません。 「あっ、良かった。先生だ」 振り向くと、反対側から○○君がやってきました。道を間違えてしまったらしく、しばらく街頭に立っている先生方に会わなかったせいでしょう、安堵の表情です。見るとその後ろから何人もが続いてやってきます。しかも驚いたことに、だれからも声をかけられず自分たちだけで歩いてきたせいでしょうか。真剣に歩行の仕方を気にしながら歩いてきます。自分の声のかけ過ぎを反省していると、 「先生、ぼく、道を間違えちゃったのかなあ」 「大丈夫。ここを渡って、後は真っ直ぐだよ」 それにうなずくと、にっこりとして、右左右と確認して渡っていきました。 続きを読む: IMG_6601